
1992年6月23日、韓国・インチョン生まれ。聖潔大学校演劇映画学部及び韓国映画アカデミー(KAFA)で学ぶ。短編 『Hamster』(2016)のチョンジュ国際映画祭出品を皮切りに、短編『Container』(2018)ではソウル独立映画祭(SIFF) で審査員賞を受賞するなど注目を集める。 韓国映画アカデミーの卒業制作として製作された『同じ下着を着るふたりの女』(2021)で⻑編デビュー。2021 年釜山 国際映画祭に出品し、ニュー・カレンツ賞や NETPAC 賞など5つの部門で受賞。その後同作はベルリン国際映画祭の パノラマ部門にも選出された。
これまで撮影を手がけた作品に『ユンヒへ(2019)』『メリークリスマス、ミスターモ(2017)』『February(2019) 』『Way Back Home(2021)』など。
これまで音楽を手がけた作品に『ひと夏のファンタジア(2014) 』『記憶の戦争(2021)』『高速道路家族(2023)』など。
短気な母の機嫌を損ねないよう、いつも相手の様子を伺いながら生きてきた娘。母の車にはねられたことから、母がこれまで自分に行ってきたことへの謝罪を求める。
演じたイム・ジホは本作で⻑編デビュー。その演技が高く評価され、第26回釜山国際映画祭(2021)では年間最優秀女優(Actress of the Year)賞を受賞した。
シングルマザーとしてひとりで娘のイジョンを育ててきた母。恋人のジョンヨルとの結婚を望んでいる。自分を加害者として責め立てる娘のことが理解できない。
ヤン・マルボクのこれまでの出演作には『#生きている(Netflix、2019)』『食われる家族(2020)』『シークレット・ジョブ(2020)』『イカゲーム(Netflix、2021)』など。
1972生まれ。映画と芝居の両方で活躍するベテラン俳優。これまでの出演作に『夏時間(2019)』『ギョンアの娘(2022)』など。
1992生まれ。これまでの出演作に『I Have a Date with Spring(2018) 』『Micro- habitat(2018) 』『The Snob(2019)』『Beautiful Voice(2019)』など。
地域 | 劇場名 | 公開日 |
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東京 | シアター・イメージフォーラム | 5/13(土)〜 |
福岡 | KBCシネマ | 6/23(金)〜 |
大阪 | シネ・ヌーヴォ | 6/24(土)〜 |
愛知 | シネマスコーレ | 6/24(土)〜 |
神奈川 | ジャック&ベティ | 7/22(土)~ |
群馬県 | シネマテークたかさき | 8/18(金)~ |
長野 | 上田映劇 | 9/9(土)~ |
兵庫 | 元町映画館 | 近日上映 |
しかし、その絶望を引き受けながら、懸命に出口を探した作家としての姿勢に感動する。西川美和さん(映画監督)
だけど、彼女は自分の幸せを追える人だから、大丈夫。田房永子さん(漫画家)
「同じ下着を着る」という関係は、母と娘の間にしか成立しないからだ。異性間の親子ではもちろん、父と息子でもあり得ない。 このタイトルに、母と娘の両義的関係のすべてがこめられている。斎藤環さん(精神科医)
憎らしいのに愛されたくて、孤独だけど歩み寄れるわけもなく。
酸欠寸前の閉塞感や母娘の間の張り詰める緊張感たるや胃が捩れそうなほど。家族なら愛し合える、だなんて所詮幻想。
ああなんて残酷なんだろう。宇垣美里さん(フリーアナウンサー・女優)